2009年02月16日
松田国英調教師
「またやってもたん!?」
これが正直な感想だ。
今度は歴史的名牝ダイワスカーレット。
これでこの厩舎から何頭の名馬が屈腱炎で引退しただろう。
引退した馬も現役で闘病を続けてる馬も、とにかく屈腱炎が飛び切り多い。
名馬が多い厩舎だから故障するのか、この調教師だから故障するのか。
いつもなら「どっちも」と言うところだけど、今回ばかりは「この調教師だから」という比率の方が相当高いと個人的には思う。ただ間違いなく、この調教師だからあそこまで馬を走らせる事が出来るんだけど、とも。
私、この調教師さん好きですよ。
コメントを聞いていても馬の事をよく考えてる人だと分かりますし、何より馬体を良く分かってる人だという事が言葉の端々から感じます。差し障り無い馬体の話をする調教師さんは沢山居ますが、松国さんみたいに(周りの空気を読まず)突っ込んだ話をする調教師は居ません。だから好きです。
ただ、これだけ屈腱炎が多発するのは、もう偶然たまたまじゃすみません。
競馬界の宝馬です。有馬記念を見て競馬に興味を持ったファンも多いでしょうよ。
ファンにとって一番面白くないのは、戦わず怪我して引退する事じゃないですか?
クロフネやキンカメ、タニノギムレット。
どの馬もまだまだ見たかった。楽しみになってきた矢先にいつもガッカリさせられました。
昔から言ってますが、この厩舎の馬は極端に言えば全部同じ馬に見えます。
筋肉の付き方が一緒。ただ不思議な事に、同じ環境で同じ調教を受けているからか、筋肉だけじゃなく、頭の高さや立ち姿、無駄肉の付き方までそっくりになってきます。ホント不思議です。
だから屈腱炎になる確立が高いのは偶然じゃないと思うんです、私は。
だから好きでもこの厩舎に自分の出資馬を預かって欲しいな、とはあまり思わんのです。
嫌な言い方をすれば、どの馬も同じような馬になってしまうから。
馬体好きな私ですから、この厩舎の馬体に強制的にされてしまうのは勘弁です。
もう何かを大きく変えていかないと駄目でしょう。
腕は最上の調教師という事に疑いようは無いですから、このままでも今の地位は安泰です。
でもこの方はすでに競馬界の事を考えないといけない人物です。
今後、この厩舎が変わって行くかどうかは馬体を見てれば分かります。