サウスニアレースホースクラブ03年産

期間限定特別企画 サウスニア募集馬攻略診断レポート
宣言通り種牡馬狙いの牡馬限定
最終更新 H17年7月12日 (募集終了のサヴァント03&サークリング03除く)

募集馬名 血統 評価 生年月日 募集価格 所属厩舎
ミス03 父 Storm Cat
母 Myth
母父 Ogygian
馬体:★★★★
総合:
★★
3月29日生 1億2600万円 関東
藤澤和雄
Storm_Cat
父 Storm CatJohannesburg
兄 Johannesburg
診断
クールモアグループからの購買馬。
本募集の目玉であり、確かに馬体に関しては言う事が無いほどで、兎に角よく見せる馬。全体のバランスは素晴らしいものがあり、特に幅が広く、完璧な造りの力強いトモがこの馬の長所。管の細さは若干気になるところではあるが、馬体の造りに関しては本募集でもトップクラス。
歩様を確認すると、小手先だけでひょこひょこ歩く感じで体の使い方はそれ程うまくない。今後の育成で変化してくる可能性はあるが、現状のままだとどこかに負担が掛かって来ても不思議無し。(現状でも右後肢の運びがぎこちなく見え、蹄の返しも弱い。気にし過ぎか?)
あと気になる点をもう一つあげると、蹄に2・3本筋が入ってるのが見えます。蹄は木の年輪みたいなもんですから、この馬のようにガタガタと見えるのは、その時期に何か体調面や栄養面で大きな変化があったという事です。体調には気を使ったほうが良い馬なのかもしれません。体質面に注意です。
馬体の造り・血統からも距離適正はマイラーで、やや硬めの弾力のある肉質で、柔らか過ぎず短い距離に適したもので好感。もちろんダートも大丈夫。比較的完成度は高く、参考写真下の兄、欧米2歳チャンピオン Johannesburg のように早くからの競馬も可能。(ただ兄は3歳以降一度も勝てず引退→種牡馬入り。兄は父が Hennessy とさらに早熟寄りだった事もあるでしょうが、成長力という点ではやはり本馬にも不安はあります。)
目つきやしぐさ等から、やや気難しい面も見せそうな気配はしますが、現状ではそれ程気にしなくて良い程度。顔つきはまずまず。
厩舎は藤澤和雄厩舎。体調面がすぐれなければトコトン使ってもらえませんが、成長をじっくり待てる厩舎で信頼できます。これほどの良血馬でクラブの一番馬という事であり、この厩舎お得意の転厩などの危険性は無いと言えます。調教技術は言わずもがな、です。

結論
血統背景を考えると今募集の中では種牡馬としての付加価値は一番高い馬。評価が出ていない種牡馬 Johannesburg が今後ブレイクした場合、本馬は父 Storm Cat ですからその価値はさらにUP。良血馬でデビューまではマスコミにも頻繁に取上げられるでしょうし、またそういう血統背景も楽しめる馬。そう考えると体質的な弱さを感じるものの、体調管理は十分な厩舎でもあり、馬体の良さなどからも十分に狙える一頭と言えます。軍資金に余裕のある方はGo!です。
最終確認(7月12日)
好馬体はそのまま。順調に成長している。馬体だけを見た場合、期待度はかなり高い。ただし歩様面ではやはりぎこちなさが残っており、気にしていた部分が改善して来ない。単に馬の癖かもしれないが、価格面を考えるとどうしても腰が引ける。距離的性はマイル以下。
最終評価
 馬体:★★★★
 総合:
★★
 信頼に欠ける歩様

アワーリヤ03 父 Red ansom
母 Awwaliya
母父 Distant Relative
馬体:★★★
総合:
★★
3月6日生 5460万円 関東
藤澤和雄
Redransom
父 Red Ransom
キーンランドのセプテンバーセールで募集価格の約半分程度で購買した馬のようです。何故この馬が藤澤和雄厩舎に行く事になったのかが疑問でした。個人的には血統的にも馬体的にも募集価格に見合った魅力を感じなかったからです。クラブにその点を聞いたところ、クラブとしての期待度と調教師自身が気に入っており管理する事を決めた、というのが理由のようです。それで妙に納得しました。藤澤和雄という調教師は調教に関しては日本NO.1ですが、馬を見る目はまた別です。「調教師が選んだのだから」とか、それ程気にしなくて良いと思います。(苦笑)

診断
馬体的にはクラブ側が強気の値段設定をするだけのモノを持っています。ただ前後バランスはやや甘いですし、骨格・血統からも成長によって今後劇的に改善するとは考えにくいと感じます。この手のタイプはどうしても前だけ、後だけで走りがちで、距離の融通性やレース内容も単調な一本調子になりがちです。肉質的には硬めで柔軟性は薄く、芝なら1400mまで。ただし本質はダートの短距離型。血統的には芝で距離ももう少し持つのでしょうが、馬体的にはそんなもんです。(海外ではタフな馬場を、パワーと血統背景(スタミナ)でカバー出来る種牡馬という事で実績が出ているのだと考えています。)筋肉質で前が強くパワーとスピードを備えた短距離馬。脚元に不安はありません。一発大物というより堅実駆けするタイプと見ています。

結論
海外では実績のある Red Ransom ですが、日本馬ではアポインテッドデイやユノペンタゴンなどそれ程インパクトのある産駒は出ておらず、古馬になってからの成長力にも疑問。日本のような固い芝のスピード勝負には肉質が不向き。堅実感はあるものの、募集価格も高く魅力は薄いと感じます。
最終確認(7月12日)
印象はそれ程変わってこず、馬体も予想していた通り良い方向には変わってこない。まだ馬が若い時期には芝も距離もある程度こなせるものの、時間が経てば経つほどダートよりに。距離は1400m、1200mに限定されていく方向へ。値段相応の魅力には乏しい。
最終評価
 馬体:★★
 総合:

 馬体の変化乏しく

フラッド03 父 Danehill
母 Flood
母父 Riverman
馬体:★★★★
総合:
★★★★★
5月12日生 4620万円 関東
鈴木伸尋
Danehill
父 Danehill
Riverman
母父 Riverman
Landseer
甥っ子 Landseer(父 Danehill)
ミッドタウン(キャロット)募集時
ミッドタウン(父 Danehill
クールモアグループからの購買馬。
まず目につくのは目の上の傷口。縫った後があります。精神的な後遺症が無いのかクラブに聞きましたが、全く問題無いとの事。外傷的にも精神的にも問題は無いそうです。ま、クラブはそう言うでしょうが・・・。参考までに。
クラブ側は「12月現在で馴致が終了している段階で特に気になる部分は無く、問題はありません。精神的には落ち着いた大人しい馬です。」と言っていました。
鈴木調教師が自分の管理馬である「ミッドタウンの小さい時に似ている」と言っているそうですので、参考写真の一番下にミッドタウンの募集時の写真を参考に載せました。どうでしょうか。似てますか?

診断
今回の募集馬の中で第一印象が一番良かった馬です。気に入ったのが顔と眼つき。ちょっとキツめかもしれませんが、競走馬としてプラス方向に出る事を期待しました。ですから上に書いたように、クラブから大人しい馬と聞いた時には予想外の返答にやや戸惑いましたが、今は逆に良い傾向だと感じています。通常は従順でレースに行っての闘争心、が理想ですから。(苦笑)
デインヒル産駒にしてはバランス良く見栄えがしますし、大きな不備はありません。それでも重心の低さ、各部の重厚感、やや胴詰まりなところ等はデインヒルのそれです。
何よりも歩かせてのアクションが非常に良い馬で、これだけのボリューム感のある体にも拘らず各部が巧く連動し、しなやかに全身運動が出来る馬です。それだけに重さもさほど感じませんし、首を低く保ちリズム良く歩けています。歩様面に関しては今募集馬の中でもトップと考えています。肉質はある程度柔らかくバネもあります。スピードとパワーを兼ね揃えた馬と言えるでしょう。距離適正は2000mまでなら我慢できます。
種牡馬デインヒルはもちろん世界の大種牡馬であるわけですが、とりわけ日本での成績は抜群。勝ち上がり率はかなり高く、スピード能力をかなり高いレベルで伝える安定感・安心感があります。種牡馬成績としては芝での実績に片寄っていますが理由は分かりません。ダートも走れて全く不思議無いのですが、理由の一つとして、スピード能力が高いのでダートを使う回数自体がかなり低いという事はあるのでしょう。
本馬の血統面を見ていくと5代目に Nearco のクロスが父方と母父方に入って来るのですが、素人ながらクロスの量的なものなどを考えると母父の Riverman の影響の方が Danehill より大きいのかな?と思いましたので、 Riverman を参考写真の2番目に載せました。結果、馬体的にはやはり Danehill の方の影響が大きいようです。(苦笑)
参考写真の3番目には母Floodの仔 Sabria(父 Miswaki) の産駒 Landseer(父 Danehill) です。(仏2000ギニー他勝馬)4つ年上の甥っ子にあたります。血統構成が似ているため今後の馬体変化の参考になると思い載せました。当然なのかもしれませんが、思っていた以上に似ています。ただFlood03は、この馬より更に良くなって来る可能性も十分だと思っているんですが・・・。(爆)
そして母から生まれた産駒のうち、牝馬に比べて牡馬はそれなりに活躍しているのは心強いデータです。牝馬は見事に走っていません。(笑)ただ母が高齢であることと遅生れは気になる部分ではあります。
管理する方は関東の鈴木伸尋調教師。元々はシンボリの流れを汲む調教師ですから、どうしてもこのクラブとは切っても切れない縁がある調教師になる訳です。クラブもこの調教師とは今後も関係を続けいて行くと言ってします。「馬の健康状態には妥協しない調教師」と言うことくらいしか詳しい事は分かりませんが、成績も確実に上がり続けていますので問題ないでしょう。
最後にブログの方に少し書きましたが、もう一つ本馬で気になる部分が脚元です。右前がやや内向気味です。クラブとストームファングの脚元の話題で盛り上がっている時、「今回の Storm Cat 産駒は大丈夫です。今回の募集馬の中でも特に問題になるような馬は居ないですねぇ・・・ Danehill の中には・・・」と最後に口篭ったので、すぐにこの馬の事だと感じました。(笑)ただ馬なんてまっすぐな脚を捜すほうが難しいですし、ストームファングも勝ち上がりました。走ってみなけりゃわかりませんから特に気にしていません。

結論
日本で Danehill 産駒の大物種牡馬はまだ居ませんから、種牡馬としての楽しみはあります。また Danehill 産駒でこの募集価格なら悪くないですし、何より馬が良い。この顔つきは大物です。(ホントか)母が高齢であることと遅生れ、そして脚元が不安ですけど、健康面に関しては調教師が慎重な方のようですから大丈夫と判断します。診断の長さからすでにお気付きでしょうが(笑)、今回の私の大本命はこの馬。今回はこの馬に行きまっせ!(笑)
最終確認(7月12日)
馬体の成長は良くも悪くも平行線。ただそのボリューム感溢れる筋肉ながら、柔味も兼ね備えているところは健在。もう少し伸びやかさが出てくる事を期待していたが叶わず、走る際には首も高いため距離はやはり限定されそう。もって2000mまで。馬体面に関してはもうひと変わりある。
最終評価
馬体:★★★★
総合:
★★★★
期待度はやや降下も

マウンテンズオブミスト03 父 Desert Prince
母 Mountains of Mist
母父 Shirley Heights
馬体:★★
総合:
★★
4月25日生 4200万円 関西
森秀行
Desert_prince
父 Desert Prince
診断
短距離馬にありがちな各部の造りがまとまりに欠けるタイプ。ただ血統的にも明らかに短距離馬ですし、各部が個別に仕事をこなせれば短い距離では全く問題がありません。距離が延びれば体を上手く連動させられない分ロスになってきます。飛節の角度、爪の形、小気味良い歩様などからも重馬場などは問題なく走れるタイプで、芝ダートも問題なし。距離適正は今後さらに各部に筋肉がガッチリと付いてくる事もあり1600mまでの競馬になるでしょう。4×3のMill Reef のクロスがありますが、それにより距離が持つ事は無さそうです。
父 Desert Prince 自身はかなりの快足馬でしたが3歳までしか走っていませんし、産駒の実績もまだ少なくどういう傾向になるのかは不明。古馬になってからの成長力という面が私がこの馬で気にしている部分です。
歩様面は特に気になる部分もなく普通。硬さはさほど感じないので芝のスピード競馬にも十分対応できます。
厩舎は関西の森秀行厩舎。最近は昔ほど活躍馬が出ていませんが、馬主の事を良く考えてくれる調教師さんですから藤澤調教師に比べると精神的にはラクでしょう。(笑)中央競馬に留まらず、馬の実力に応じた勝てそうなレースを選んで、あっちこっちの地方競馬に賞金を獲りに行きますから、そういう楽しみはこの厩舎にはあります。また本馬もそんな森厩舎の特徴にマッチした馬だと感じます。

結論
森厩舎の特色にマッチングした馬というのがポイント高し。一頭の馬で競馬を楽しむというのであれば狙い目。ただ圧倒的なスピード能力を感じるわけでもなく、古馬になってからの成長力にも疑問があります。
最終確認(7月12日)
評価を大きく変えたい一頭。バラバラに成長していた各部の統一感が出てきてまとまりのある馬体へ変貌。何より非常に体が柔らかく使え、これくらいバランスの取れた造りであれば距離も当初考えていたよりもって不思議無し。ただし鼻の小ささは多少気になる材料。
最終評価
 馬体:★★★★
 総合:
★★
 成長著しく

レッツエスケープ03 父 Tale of the Cat
母 Let's Escape
母父 Ogygian
馬体:★★★
総合:
★★
3月20日生 3990万円 関西
角居勝彦
Tale_of_the_Cat
父 Tale of the Cat
オジジアン
母父 オジジアン
診断
こちらはマウンテンズオブミスト03と違い、短距離馬ながら各部のまとまりはあるタイプ。
バランスもさほど悪くありませんし、大きなマイナスとなるような不備も見つかりません。
長距離には向かない重めの筋肉を身につけ、スピード優先。
父は Storm Cat の後継種牡馬として成功を収めつつある Tale of the Cat ですが、第一印象時に本馬は母父であるオジジアンに肉質・造りが似ていると感じてましたので参考写真2枚目にオジジアンを載せました。見れば見るほど父と母父、どちらの体型にも似ているような気がしてきました。(笑)まぁ、当然といえば当然なのでしょうけど・・・。ですから当然ダート競馬には向くはずです。
歩様面でも背を上手く使えるタイプではありませんし、体の柔味もある方ではありませんからどうしても短い距離の適正となるでしょう。ただその分ダートはソツ無くこなすという事で、馬体面、歩様面での見解が一致します。
顔つきは悪くなく、鼻も十分に大きく好感。脚元の不安箇所なども特には感じません。
厩舎は関西の角居勝彦厩舎。開業前は藤澤和雄厩舎と森秀行厩舎、松田国英厩舎で勉強した、良いとこ取りの調教師。藤澤厩舎の馬の歩かせ方は違う、というレベルの視点から考えてくれる調教師ですから、個人的に関西では一番お願いしたい調教師さんです。もちろん成績もうなぎ登りで、今後ますます注目の一人でしょう。

結論
血統背景からもこの募集価格はやや割高のような気がしています。厩舎的には非常に魅力的で、関西馬2頭のうち、どちらかを選択するとすればこっちになります。ただ血統的に強気にはなれないのがネックですね。
最終確認(7月12日)
評価はそれ程変わらなく、思ったとおりの成長線を描いてる。ただ強いてあげるほどの特徴に乏しいのも確かで、面白味には多少欠けるといえる。顔つきからもやはりハートは良いモノを持ってそうで、ダート短距離で堅実にといったタイプ。
最終評価
 馬体:★★
 総合:

 予想内の成長度

エマリーン03 父 Danehill
母 Emmaline
母父 Affirmed
馬体:★★
総合:
★★★★
5月29日生 3360万円 関東
高市圭二
Danehill
父 Danehill

母父 Affirmed
クールモアグループからの購買馬。
今回募集されたサウスニア募集馬の中に3頭の Danehill 産駒がいます。やはりこの3頭ともにクールモアグループからの購買馬だそうです。昨年 Danehill が亡くなって産駒の血統価値が上がっている中で、大種牡馬 Danehill の産駒を3頭も連れて来れたのは素直に驚きです。そしてその産駒3頭から出資馬を選定出来るというのは非常に贅沢な悩みです。
Danehill の日本での凄さはアーニングインデックスがサンデーサイレンスを凌いでる事だけで十分理解できます。あの日本の記録を塗り替えた大種牡馬サンデーサイレンスをも凌ぐのですから、サンデーサイレンスに優るとも劣らない種牡馬であると言えます。
本馬はその Danehill 産駒3頭の中でも一番募集価格が低めに設定されています。一番というよりおかしな設定額です。一時日本で1年間リース(平成8年)されていた時の種付け料は550万円だったそうです。その後、産駒が世界中で爆発的に走り始めましたので、2002年では推定で約3800万円と報じられていました。種付け料より安いんです。しかも牡馬です。3頭の中で一番高い Flood03 でも5000万円の募集価格にならないのですから、この種付け料3800万円というのはあまり信憑性が無いのかもしれません。ただクールモアグループの自家生産馬であり、安く売ってくれたという事もあるでしょう。
とにかく今回の Danehill 産駒はお買い得なのかも?という事です。
一応、この募集価格についてクラブに聞きました。安過ぎないか?と。クラブ側は「通常の馬と比べると決して悪くないのですが、造りが良く無く、現時点では体がグニャグニャで成長待ちの段階、ということでその募集価格にしています。しかし半年後に募集をかけたらまた評価は変わる馬です。」との事でした。あまりクラブ側のトーンは高くないようです。

診断
馬体については良いところを探すほうが難しい程です。バランスは悪いですし、各部の造りも普通以下。脚元も膝下がやや長く、格好が良いとは言えません。通常なら素通りしてしまう馬かもしれません。
ただ本馬の良さは歩かせてからです。まるで別馬じゃないかと思うほどバランスは良くみえます。全身をしなやかに使えるのがその要因でしょう。確かにまだ体が出来て無いですし緩いのは否めません。ただこれだけ重量感ある馬体をしなやかに全身を使って歩けるのは Flood03 同様、大したものです。
かなり遅生れですし、体にしっかりと身が入るまで多少時間が掛かるかも知れませんが、骨格の下地が悪いわけではない為、今後成長するに連れどんどん良くなる馬だと感じます。
厩舎は高市厩舎。ウェルシュステラの厩舎です。最近は成績も伸び悩んでいます。派手な事はぜず、そこそこの厩舎という評価。ただ数頭の馬に掛かりきりになるような面もあって、馬房のサイクルはさほど上手くない様です。

結論
馬体からは決して高い評価は出来ませんが、歩様面から十分馬体のマイナスイメージを取り除けますし、募集価格も牡馬の Danehill 産駒としては破格です。もちろん価格が低いそれなりの理由もある訳で、本馬に行くにはかなり冒険を覚悟しなければなりません。今回の募集馬の中でも大穴としての魅力を感じてしまう一頭です。
最終確認(7月12日)
見た目の良し悪しだけで馬を判断するのは難しい、という事を証明してくれる馬です。当初予想していた以上にすべての面において良い方向に成長してくれています。2月のブログに書いた時点ですでに成長著しく、良い判断をしたと確信しました。まだまだ全体的に緩く、筋肉も付ききって無い為時間が掛かるのには変わりありませんが、個人的に現時点では大満足の一頭となっています。
最終評価
 馬体:★★★★
 総合:
★★★
 想定以上の変化

ミスデミュール03 父 Siphon
母 Miss Demire
母父 Shy Groom
馬体:★★
総合:
★★★
4月5日生 2940万円 関東
国枝栄
Siphon
父 Siphon
クールモアグループからの購買馬。
今回の募集馬の中で一番判断し辛い馬です。長距離馬なのか短距離馬なのか?はたまたダート馬なのか芝馬なのか?顔から受けるこの印象をどう判断したら良いのか?とまぁ、色々。(笑)

診断
全体のバランスは悪くありません。各部を見ていくと所々小さな点が気になってきますが、全体のバランスが良ければ気にするようなマイナスではなく問題なし。やや飛節はキツめなものの、トモの幅がしっかりとあって形良い後肢が本馬の特徴。
歩様を見るとその飛節のキツさもあり、踏み込みがかなり深く、また全体的にスッキリした造りで、パワフルな筋肉は持ち合わせていないためダートというよりは芝向き。
父 Siphon は、後々北米のダート競馬で名を馳せた名馬ですが、ブラジル在籍時には芝の勝ち鞍も。距離は1400m〜2500mまで経験しており幅広く、産駒の判断にも迷うところです。ただ本馬の母が1200mの重賞勝ちがあり、スピード優位である事は確か。ただ本馬は柔味もあり、ある程度までこなせても何の不思議もありません。
顔つきは端整で悪くないのですが、眼つきが微妙。ややキツそうな印象も受けますが、正直何を考えてるのか分からないような部分を感じてしまいます。
厩舎は関東の国枝栄厩舎。私自身、この厩舎で嫌な思い出があるため好きにはなれないのですが、成績は立派。この厩舎の馬をパドックで見ると、大概が筋肉質な馬体で出てきます。強制的に後から付けられた筋肉という感じがして、個人的には好きではありませんが、本馬のような肉質的にもう少し力強さが欲しい馬には持って来いの厩舎なのかもしれません。

結論
ダート・芝兼用であるものの造りからは芝向き。母は1200mの重賞勝ち馬であるものの中距離までは我慢が出来る適正、と最終的にはそう判断しました。リーディング上位の厩舎ですし、この馬にもこの厩舎の仕上げはマッチしていると思います。種牡馬としてそれほど血統的なバックグランドがある訳では無いですが、希少価値で勝負でしょうか。
最終確認(7月12日)
当初の想像より思っていた以上に筋肉質に変貌。成長の方向性はなんら問題なく馬体を維持。適度な柔味は失われておらず、飛節の角度もあるため芝に対応出来る見解に変わりは無いが、肩を上手く使える馬では無さそうで距離的には見た目以上に限定される可能性あり。
最終評価
 馬体:★★
 総合:
★★
 未知の魅力と怖さ

サヴァント03 父 アグネスタキオン
母 サヴァント
母父 Kingmambo
馬体:★★
総合:
★★★
4月27日生 3570万円 関東
宗像義忠
アグネスタキオン
父 アグネスタキオン
診断
父に関して説明は不要ですが、まだ産駒が走り出していないのでどの様なタイプになるのかはまだ不明。ただ兄であるアグネスフライトとは違い、かなり筋肉質なタイプであった事は産駒にもしっかり遺伝しているようです。
本馬も骨っぽいところがあり、今後の成長で各部に筋肉がきっちり付いてくるタイプで父のアグネスタキオンに似たような体型になって行くのでは無いでしょうか。
前駆が父に似て発達しているため、ややバランス的には見栄えがしないですが、後肢も形は良く決して不備がある訳ではありません。今後の成長で目立たなくなっていくでしょうが、その肩の角度なども考慮すると距離的には2000mまで。
歩様に関しては前駆の造りから、もう少し硬い動きを想像していましたが、思った以上にスムーズ。さらに後肢の力強さがしっかりあって、今後の成長にも十分に耐えられるものです。
調教師は関東の宗像義忠師。この調教師に関しても詳しい事は分かりませんが、サウスニアの所属馬であるSS産駒ダンスウイザードを3歳秋の一番使いたい時期にバッサリ約1年近くの成長休養を決定した判断力は買っています。馬の素質を見抜く力を備えた調教師だと思います。

結論
アグネスタキオンという産駒デビュー実績の無い種牡馬ですが、昨今のSS後継種牡馬の活躍を見ていると間違いなく大外れは無いでしょう。しかしこの牝系でこの募集価格はどうでしょうか。内国産馬2頭では間違いなくこちらに軍配ですが、種牡馬としてはSS後継馬は溢れてますし血統価値は少ないですね。

サークリング03 父 デザートキング
母 サークリング
母父 Irish River
馬体:
総合:
6月3日生 2940万円 関東
堀宣行
Desert_king
父 Desert king
診断
全体のバランスはそう悪い方向では無いのですが、如何せん各部が貧弱に映ります。
6月3日という遅い生まれも影響しているのかもしれませんが、馬体を見る限りでは強気なコメントは出てきません。
何よりも気になるのはその顔つきで、顔がこれだけ力なさげに見えてしまうと、馬体の造り以前にどうしても出資意欲がわいて来ません。
歩様では繋が短い割には意外と柔らかいのには驚きました。ただ体自体はそれほど柔らかくは無く、やはり後肢の形と力不足は気になります。父 Desert King 自身は後々2400mの愛ダービーを勝っているようにある程度、距離の守備範囲がありましたが、本馬は肩が立ち気味で距離の融通性は期待出来そうにもありません。
厩舎は関東の堀宣行厩舎。かなり新しい厩舎ですが成績は確実に上昇中。イギリスのマイケル・スタウト厩舎で研修していたという実績の持ち主。そしてリーディング上位の二ノ宮厩舎の影響を色濃く受け、藤澤調教師とも繋がりがある注目の厩舎。

結論
厩舎の魅力は感じるものの、どうしても馬の魅力に欠けます。こちらも牝系から考えると、関税などが掛からない内国産馬にも拘らずこの強気の募集価格。出資意欲がわかない一頭です。

最後に・・・
 小さい字でさぞかし読みにくかったと思います。書いている間にどんどん長くなってしまって・・・。(苦笑)
今回のサウスニア募集で、種牡馬狙いという事を念頭に置いた上で私が募集馬に印を付けるとすれば・・・
(大本命) フラッド03
(余裕あれば) ミス03
×(大穴) エマリーン03
となります。ですがさすがにミス03は軍資金が無いですし、Storm Cat 産駒はすでに種牡馬候補に出資中(笑)ですので、
×の2頭の Danehill 産駒に行こうと思います。勝ち上がり率抜群の Danehill 産駒。どちらかコケてもどちらかが生き残るかな?なんて安易に考えてます。ただどちらも母が高齢で遅生れという気なる部分はあるんですけどね。

でも普通に考えても一口クラブに Danehill 産駒が3頭も募集されるのはなかなか無いでしょうし、サンデーサイレンス産駒に出資出来なかった私ですから、もしかしたらSS以上のパフォーマンスを誇る Danehill 産駒には出資出来るうちに出資しておきたい、という思いもあります。
という事で、今回の募集によりたかぼー厩舎に期待の Danehill 産駒ツートップ2騎が加わる予定です。デビューが今から待ち遠しいです。

私個人の見方での診断ですが、ここが皆さんの募集馬選定にあたっての参考になれば幸いです。
また機会があればぜひ挑戦してみたい企画ですので、その際はまたお付き合いくださりませ。
それでは最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。

H16.12.22 たかぼー

宜しければ最後に励ましクリックお願い致します。 → 競馬情報ならここ!!
最終確認を終え・・・
 レポートの更新をするすると言いつつ、結局募集締切りの7月にズルズルと来てしまった事を、首を長くしてお待ち頂いた極少数の方々にまずお詫びを・・・。

さて最終更新を書き終え、当初の評価よりも良くなった馬が2頭いますね。
マウンテンズオブミスト03エマリーン03です。すでに Danehill 産駒2頭に出資してる私としてはエマリーン03の成長が嬉しいです。希望的な(笑)予想通りに成長してくれています。1歳の12月の時点でこの馬を選べた自分に、まだデビューもしていないのに満足してます。ダメですね。(笑)

マウンテンズオブミスト03は面白くなって来ましたね。動きも柔らかく良い感じですし、出来る事なら私も出資してみたい一頭になっています。芝もダートもイケそうで、疲労しにくい馬は森厩舎にはピッタンコでしょう。ただ4200万円という価格がネックですね。もう少し安ければ・・・ね。

個人的にもう一頭気になっていた馬がいます。
ミスデミュール03です。馬体の方向性は良く、柔味も失われず良い感じだなぁ・・・と動画が更新されるたびに思っていたのですが、最近では肩の出が気になっていました。当初、最終更新ではもう少し評価を上げる予定でしたが、最終的にはその点を考慮し変更なしになりました。ただ血統的にも馬体的にも未知な部分があり、危険でありながら魅力を感じてしまうところがこの馬の最大の楽しみです。(私だけ?)出資を考えている方を引きとめる気はサラサラありません。この馬に関してはイケイケドンドンです。(笑)

あ、そうそう。何人かの方に
ダンスデザイア03ってどう?って聞かれています。牝馬ではこの馬だけ聞かれます。皆さんやはり Danehill 産駒には興味がおありのようで・・・。このレポートは種牡馬狙い企画なんでここだけで簡単に印象を書きますけど、この馬も歩様では前が上手に使えないんですよね。適度な柔味などは持ち合わせているんですが、走りのバランスという点で悪影響が出てきそうです。ただ走りになると全身を使った走りをしますので、そう気にする必要も無いのかも知れませんね。造り的からもそうなんですが、その点からも必然的に短距離しか持たなくなる可能性ありです。あと、馬体的には大きな問題は無い馬なのですが馬格ですね、気になるのは。2歳の6月時点で430キロ。決して好材料では無いでしょう。 Danehill 産駒だけに馬体にとらわれ過ぎてもダメですが、個人的には良い評価まではいきません。

 他のクラブもそうですが、社台募集と違い2歳の7月というギリギリの時点まで出資判断を引っ張れるのは大きなアドバンテージですね。そのアドバンテージは最大限に使うべきなのかな?とこれを書いていて感じました。ただ12月中の割引期間は魅力的なんですよね〜。(笑)
今回評価を良くした2頭とミスデュール03は、私も募集締切りの7月ラストまで色気を持って考えて見るつもりです。未来の種牡馬候補に出資するにはまだ間に合います。いくなら今だけですぜ、旦那!(笑)

H17.7.12 たかぼー

宜しければ最後に励ましクリックお願い致します。 → 競馬情報ならここ!!